「ゴー宣道場」女性門弟M氏の意見が面白いので紹介しておく。
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今回都議会で起こったことについて、立て続けに投稿して
しまいましたが、私の場合(とくに最初は)一女性として
あまりに腹が立ったから、という私憤による勢いで書いて
しまったところがあります。
ただ、今回このようなことがあったことで、
海外メディアの反応や、小林先生のブログ、あと昨日
木蘭師範がわかりやすく書いてくださいましたが、
女性蔑視、男尊女卑思想というものが、女たちの怒りや
哀しみ、フェミニズムやヒューマニズムなどを遥かに超えた、
ナショナリズム、国益の観点からも、それらをズタズタに
損ねるほどの根深い深刻なことなのだ、ということに
あらためて気づけたと思っています。
それと、あのときの都議会って、しばしば覚えがあるような
雰囲気だな、と思ったのですが、たとえば、職場などでの
酒席でああいう様子になることってありませんか?
奴ほど酷くなくても、気がついたら備わってしまったような
自覚もあまりないダンソンジョヒ感覚があるおじさんが、
誹謗のつもりもない、揶揄するつもりでもない、
本人的にはその場で軽く笑いがとれるだろうくらいの
女性性を使った「いじり」。
そうなるとあの日の都議会のように、きっと周りは笑いが
もれるはずです。
そして、女性都議もそうでしたが、言われた女性本人も
(一瞬)笑う。
いえ、ああいうときは笑うしかないんです。
恥ずかしさ、驚き、そしてあまりの怒りで頭が真っ白に
なって苦笑が出てしまう。
いっぽうで、職場だったり、付き合いがあるから、
そこで場の雰囲気を気まずくすることはできない、
と怒りに震えながらも頭をよぎる。
こうして女性が声をあげないことで、女性自ら集団、
ムラ社会の悪しき慣習にはまっていく、という部分も
あったと思いますし、それによって、男たちに気づかせる
機会を失わせ、結果的に甘やかせてしまったところも
あるのではないかと、今回改めて思ったことであります。
それにしても、酒席と変わらないような緩んだ雰囲気の
都議会なんて言語道断。
ヤジは議会の華、なんて議員本人が言っているようでは、
どうしようもないですね。
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現場を持つ者が、自分の頭で考えて、自分の言葉で表現する、
そういう意見はとても参考になる。
この事件では門弟の男の意見も面白かった。
『花子とアン』の炭鉱王が、白蓮に対して「お前の顔と身分
だけに惚れたのだ」と言ったのが「酷過ぎていっそ清々しい」
という意見、それはあの都議会の「エセ・マッチョとは違う」
という主張、そして「自分の中に巣食う男尊女卑を見つめ
直さなければならない」という意見、みんな正直でいい。